これらは販売の際、ひんぱんに使われる事柄です。
これらの要素がダイヤモンドやダイヤモンドの販売においてどんな意味を持つか、そしてどのような関連性があるのか憶えておくことは重要です。
価値(または価格)は、非常に具体的なものですが、品質と美しさはそれほど簡単に定義することはできません。
大抵の人々は、品質と言えば「良い」、「普通」、「悪い」ということで、美しさと言えば目に見える外観のことだと考えるでしょう。
これは、4Cが第一に価値の要因であることを意味しています。
それぞれのCの評価が宝石の価値に直接影響を及ぼします。
従って、カラーとクラリティのグレードが高く、重量が大きい石ほど稀少性という理由でダイヤモンドとしての価値が高くなります。
しかし、顧客の目から見ると、カラット重量やカラー、大抵のクラリティ特徴、そして普通の範囲のカッティングが必ずしも、あるダイヤモンドが他のダイヤモンドより魅力的であるとは言えないのです。
大抵の場合、石の耐久性を低くするインクルージョンやカッティング特徴があると、望ましくない石、つまり「良く」ない石になります。
カッティングプロポーションの中には、大抵の専門家が望ましくないと思う光学的効果を生じるものがあり、消費者も理由は分からなくても本能的に何かがおかしいと気づきます。
しかし、このようなダイヤモンドは多く無く例外です。
顧客と4Cについて話し合う場合、主に稀少性と価値について話をしている点をはっきりさせていおくことです。
顧客が品質について尋ねた場合、売り手は4Cを使って寸法、重量、グレードおよび表示がいかに正確かを説明することができます。
しかし、価値と4Cを顧客の美の観念に結びつける試みが度を超すと、顧客が秘密めいていると考えたり、こうるさいと考えるかもしれない細かいことで顧客の心を迷わせる恐れがあります。
売り手にとって、重要と思われる事がまったく顧客の理解をこえた場合、顧客は自分自身の好みと賢い買物に迷いがおきることがあり、これは売り手が顧客に感じて欲しいことではありません。
成功した多数のダイヤモンド専門家が時の訓練を経て使用している1つのアプローチの仕方は、まず最初に価格について説明するのに十分なだけの4つのCに関して論じることです。
つぎに見せている石の独特の美しさの説明と売り込みに焦点をあて、残りの情報は取っておく、顧客は選択を行うのに十分な情報を得、もし必要であれば販売員がいつでもさらに詳しく説明できるのです。